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それぞれの色の見え方

2019.06.26

こんにちは。こやまです。

以前アップしたブログで「ユニバーサル・デザイン」についてふれてみました。

「ユニバーサル・デザイン」とは、様々な人にとって、使いやすいよう工夫されたものです。

「様々な」の中には、「見え方の違い」も含まれます。

例えば、、、

・お歳を召して、視力が弱くなった方。

・スマートフォン、PCなどの長時間使用で、視力が落ちた方(←わたし)。

・生まれつき、見え方にちがいがある方。

外見から見てわからない違いですね。私はよく、駅などのサインや、遠くの看板(そんな遠くなくとも。。。)

を見る際、目を、某コンタクトレンズのCM張りの勢いでしかめているので、もしかしたら、気づかれてるかもしれませんが。

 見え方の違いには、視力だけで無く、色の見え方のちがいもあります。一般に「色弱」や「色覚異常」と呼ばれています。日本人では男性の20 人に1 人、女性では500 人に1 人位の割合で、色の見え方が違うそうです。意外と多くて驚きました。

と言うことで、結構「見え方」って多様性があるんですね。
 

見え方が違うってどれくらいちがうの? 

色弱の方の見え方を見てみましょう。

これは個人差があり、あくまでイメージなのですが「緑」や「赤」に特に違いが見られます。

クリスマスツリーをかきました。赤はもう同化してしまいました。

クリスマスツリーの絵ならまだしも、文字などなにか大切な情報だったらまずいですね。

このように様々な見え方がある中で、みんなに認知されやすい情報を表記の「工夫」がされたデザインを「カラーユニバーサルデザイン」といいます。


では、具体的にどのような「工夫の仕方」があるのでしょうか。

みんなにみやすいデザインの方法CUD 

  1.  色に頼りすぎない 
    例えば何かの統計を「グラフ化」する際、分類表記はどうしますか?
    色で分けることって、多いとおもいます。
    しかし、色の視覚効果だけにたよると、、、




    円グラフでいえば黄色・黄緑と、赤と緑が色弱の方にとって見えにくくなってしまいます。
    折れ線グラフは、色の面積が細い分、より判別が難しいです。

    どうすればいいか?
    「模様」を引いてみるという手があります。



    折れ線グラフは、片方を点線にしました。


    色だけでなく模様などで識別させることが有効です。


     
  2.  白ふちなど文字に工夫 


    よく見る配色かとおもいますが。
    文字のふちを白で囲うだけで、、、


    かなり、見えやすさがかわりますね。

     
  3.  色で分類している場合、色名を記載する 
    紙の色で、書類を分けることってありますね。
    「こちらの緑の紙にご記入ください。」とか、聞いたことのあるフレーズです。
    しかし「緑の紙」がどれかわからない方もいらっしゃいます。
    また、国によって色の識別の仕方もちがいがあったりもします。
    紙の右上に小さくでも色名を「みどり」などと表記すれば、
    みんなが理解できます。
     

では、どんなものがカラーユニバーサルデザインされているのでしょうか。

少し具体例を挙げてみましょう。

カラーユニバーサルデザイン(CUD)を駆使したもの 

路線図

都営地下鉄、東京メトロなどの多くの路線を色で分け表示していますが、UCDが盛り込まれています。

名古屋市文京区のホームページ

見やす配色が右上のボタンから選べます。

《文京区ホームページ》https://www.city.bunkyo.lg.jp/

たくさんの人が見るところにカラーユニバーサルデザインが必要とされますね。

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