最終のデザインデータを印刷用に渡すとき、注意したい点2 オーバープリント 名古屋で看板制作・施工ならミライベクトル

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最終のデザインデータを印刷用に渡すとき、注意したい点2 オーバープリント

2019.11.4

オーバープリントのチェックが入っていないか

属性の「オーバープリントのチェック」は外しましょう。オーバープリントは基本的にデザイン上つかうことは避けましょう。

オーバープリントをすると、透過のようなかたちになります。しかし、デザイン上透けさせたくて使うことはきわめて少ないと思います。
オーバープリントが掛かっているかどうかは、「表示→オーバープリントプレビュー」で見ないとわかりません。
白にオーバープリントをかけ、気づかずに印刷すると、その部分は印刷されません。
誤って白にオーバープリントをかけ、気づかずに印刷してしまうなどトラブルの原因になるので、デザインデータ上使用は避けましょう。
 

← このチェックは外す!

↓ 「白い文字」「四角のCMY白」にオーバープリントをかけました。白い文字、四角はみえなくなり、CMYは、透過しています。

オーバープリントってどんなとき使う?

印刷はCMYKなどのインク、1色ごと印刷します。そこで、わずかにずれてしまうことがあります。
そうすると、他の色が見えてしまいます(見当ずれ)。オーバープリントをかけておくことで、ずれても白い部分を出さずにすみます。

しかし、広範囲のスミにオーバープリントをかけると、下の画像が透けて見えてしまうことがあります。
 

←よく見ると、文字のスミの部分が透けています。


それを防ぐために、黒の部分のみ色を重ね、オーバープリントかけるのです。
そうすると、黒の部分に下の画像が透けずにきれいに印刷できます。

このように基本的に印刷時のスミの部分の透けや、版ずれ防止につかったりします。

これらの加工は印刷屋さんでしてくれることも多いのではないかと思います。印刷屋さんに入稿する時に聞いてみても良いと思います。

お客さんから貰った印刷のデータは一切触らないと言う印刷屋さんの場合、自分でオーバープリントブラックはかけておくと、
上の例のように版ずれの予防にはなりますね。その際は、下の絵柄が透けないよう気をつけましょう。
 

 最近はイラレの方でも「オーバープリントしてるよ!」てきな警告をしてくれたりするし、少なくなってきた思いますが、
オーバープリントを誤ってかけて、気づかずに印刷し、「色が透けている、なにかが無い」のようなミスはたまに聞いたことがあります。
 ショートカットキーや、マウスなどでもスピーディにPCを操作していると、うっかり知らぬ間に触るつもりの無かった所をさわって、
オーバープリントに☑してしまった。というものだったり、または、他社からもらったデータを利用し、
それにオーバープリントが掛かっていて、気づかず印刷したら、透けてる。。。というケースもあります。

念のため、入稿時に確認をするといいとおもいます。

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