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身近なピクトグラム

2019.09.16

 外出先で高確率で探すことになるピクトグラムはトイレのマークではないでしょうか。

ピクトグラムとは、一般に「絵文字」「絵単語」などと呼ばれ、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号(サイン)の一つである。地と図に明度差のある2色を用いて、表したい概念を単純な図として表現する技法が用いられる。様々なマークが数多く存在する。
(ウィキペディア参照)


 不特定多数の人々が利用する大型ショッピングセンターや、空港、駅などの施設のピクトグラムは、どんな人にも一目でわかる必要があります。

最近行った大型複合施設で見たトイレは、ピクトグラムだけでなく入口の壁の色も分けてあり遠くからでも近くからでも理解がしやすいデザインでした。
色弱の方も、ピクトが大きかったり、地の色との配慮がしっかりしているとわかりやすいのではないでしょうか。全ての人に配慮されたユニバーサルデザインを採用されています。

 日本では「女性用トイレが赤で、男性用トイレが青」と分けていることが多いですが、海外ではそうでもないようです。

ある実験で、トイレに以下のようなピクトを掲示したところ、外国人は間違えずにトイレに入れた所、日本人は間違える人が多かったそうです。
 

 一瞬の視覚で判断して行動しているということですね。
確かに左のピクトで見慣れているので、色が逆だなんて思わず色だけで判断してしまいそうです。

国によってこんな意識の違いがあるのはおもしろいです。

 このようにトイレマークが現在のように色分けされたのは、1964年の東京五輪からだそうです。
外国人観光客にもわかるピクトグラムを考えた際「スカートをはく男性のいる国もある。女性は必ずしもスカートではない」などの考え方から、色分けをしたそうです。

  2020年もオリンピックが開催されます。
街にあふれる様々なピクトグラムも、さらにブラッシュアップされ、
全ての国や文化を持つ人々から、よりわかりやすく進化するとすれば、
色の選び方も重要ですが、様々な文化の理解と配慮なども重要ですね。

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