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初めての看板制作

2019.05.24

お店や会社を開いた時に地域の人や道行く人にお知らせをする大切な役割をするのが看板広告です。また、はるばる遠方から来てくれた人には道案内の役割を果たしています。

しかし、初めて看板を作る場合にはどの様な点に気をつけるべきでしょうか。

まず、実際の看板制作の流れはおおまかに以下の様になります。

・打ち合わせ

・調査・分析

・デザイン提案

・設計

・見積もり

・許可申請

・契約

・制作、施工

・竣工、引き渡し

ご覧の通り、看板を作る時には地主との折衝や役所などとの許認可など、法律や条例などが関係してくる場合があります。こういった専門的なことは看板のプロに任せてしまえば大丈夫です。

次に、依頼する立場から見て、写真の選び方、伝える内容などいくつか気をつけるポイントがあります。

ポイント1:情報は正確に 

看板制作ではこれが一番重要です。住所や電話番号などの他、地図の間違いなどがあるとお客さんに迷惑がかかりますし、会社やお店の信用も低下してしまいます。

広告の原稿チェックは入念に行いましょう。

他にも「日本一」「業界ナンバーワン」など、キャッチフレーズを使う場合には表現に注意したいものです。数字的な裏付けがない限り、使用は控えた方が良いでしょう。

ポイントその2:伝えたいことを絞る

看板広告は大きくて目立つため、思わずお店の情報をたくさん載せたくなるものです。

例えば、遠くからみえる高い場所にお店の案内看板を出す場合、

「お店の名前、住所に地図、いちおしの商品とかスタッフの写真もコメントも

 ちょっと載らないかなぁ…」などと、いろいろお知らせしたいことが出てきます。

看板は見た目が大きいためか、たくさん載せても大丈夫だろう、と考えてしまう人は意外と多いものです。大切なお金をかけるものだしその気持ち、分かります。

しかし、たくさん載せるとかえって何を伝えたいのか分からなくなってしまうのです。

ポイントその3:文字や色や見やすくスッキリと

「せっかく費用をかけて看板を作るのだから、一つ、目立つようにしたい」と考える方もいらっしゃいます。目に入りやすいということは大切なことですが、目立つことを考え過ぎて、たくさんの色や何種類もの文字を使ってしまうことがあります。しかし、それでは逆に分かりづらい看板に仕上がってしまう可能性があるのです。

以前、トランクルームの運営会社で初めて看板を作る会社のお仕事をさせて頂いた時、ブルーの社屋に何を表示したらよいか、と聞かれたことがありました。黄色の文字でシンプルに社名と電話番号を提案して取りつけた所、反響が良く、店舗6店舗まで増えたことがありました。見た人が分かりやすくシンプルに表示することも大切なことの一つです。

写真引用:写真AC https://www.photo-ac.com/

ポイントその4:その写真、ちょっと待った

お店のアットホームな雰囲気を伝えるためにスタッフの写真をのせるのも一つの方法ですよね。また、お店や会社のホームページがすでにある場合に、看板へ載せるロゴや写真はホームページと同じものを使おう…と考える方もいるかもしれません。

お店などを紹介する看板を作るのであれば、写真は大切な要素であるといえます。しかし、写真の選び方についてはいくつか注意が必要です。

~解像度~

解像度とは、写真の細かさです。ホームページなどに掲載する写真はパソコンやスマホなどの画面で見る事を前提に小さく作られています。それを看板に使おうとすると見た目の粗い写真になってしまうのです。

~著作権~

写真にはほとんどの場合、著作権があります。他の人が撮影した写真であった場合には使用してもいいという許可を得ているかが大切になります。プロのカメラマンに看板のために撮影してもらったり、自分で撮影したものなどの他、著作権フリーの写真素材などであれば出大丈夫でしょう。前述のホームページからの写真引用に関してはホームページの制作会社が別にあれば、使用しても問題ないか確認しておくと安心です。

そして、もうひとつ、ありがちなNG写真として、有名テーマパークのキャラクターなどが写りこんでいる写真が問題になる可能性があります。

以前、某有名テーマパークのキャラクターが写真に写りこんでしまい、あわてて修正したことがありました。場合によっては看板の修正を求められる可能性もあります。

作ってから差し止め…なんてことになったら目もあてられませんね。

ポイントその5:看板の設置で気をつけること

屋外での看板設置の場合、場合によっては高所作業車などの機械も使っての取りつけになります。周囲が住宅街であればもちろんのこと、ビジネス街であっても飲食店などは土日祝日でも営業しています。ご近所に迷惑をかける可能性もありますので、取りつけ工事前にあいさつしておくことも必要でしょう。また、台風シーズンなどは強風で取りつけを断念しなければいけないことがあります。当日、取りつけに立ち会う場合には予備の日取りを設定しておくと安心です。

写真引用:写真AC https://www.photo-ac.com/

いかがでしたか?看板広告は法律や市町村の条例なども関係してくることも少なくないので、設置を考える場合には専門の業者に依頼することが必要です。しかし、ちょっとしたポイントに気をつけることで初めての看板制作でもスムーズに進めることができるのです。

看板はあなたのお店や会社と地域を結ぶ大切な役目も果たしています。見る人に「すてきだなぁ」と思われる看板作りをしたいですね。

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