夜間営業の店舗向け看板照明の選び方|外照式と内照式の違いと入り口の明るさ 名古屋で看板制作・施工ならミライベクトル

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夜間営業の店舗向け看板照明の選び方|外照式と内照式の違いと入り口の明るさ

2026.08.18

建物正面に取り付けた内照式の発光文字看板
加納眼科様の自立看板です。LED内照の箱文字が夜間もはっきり読めます。

夜の看板は「どう照らすか」まで含めて設計する

夜も営業されているお店では、看板のデザインを決める前に「どう照らすか」を考えておくと、夜間の見え方が大きく変わります。昼間はよく見える看板でも、日が落ちれば背景ごと暗闇に沈み、通行人の視界からは消えてしまいます。夜は人の視界が狭くなるぶん、光っている場所だけが情報として残ります。暗がりの中に意図して明るい一角をつくることが、夜の看板の役割です。

外からあてる「外照式」が向いているお店

外照式は、看板の外側に取り付けたスポットライトやアームライトで表示面を照らす方式です。光が斜めから当たることで素材の凹凸や質感が影として出るため、木や金属、塗装仕上げの風合いをそのまま活かせます。落ち着いた和食店や、素材感を大切にするカフェ、美容室など、雰囲気で選ばれたいお店と相性のよい方法です。

一方で、光源の位置や角度がずれると、看板の一部だけが白く飛んだり、下半分が暗く沈んだりします。設置のときは点灯した状態で立ち位置を変えながら見え方を確認し、あわせて光が近隣の住宅や道路側に漏れていないかも見ておくと、後々のトラブルを避けやすくなります。

内側から光らせる「内照式」が向いているお店

内照式は、看板の内部にLEDなどの光源を組み込み、表示面全体を内側から光らせる方式です。文字や写真が背景から浮き上がるため、遠くからでも何のお店かが伝わりやすくなります。交通量の多い道路沿いの店舗や、閉店時間の遅い業態など、まず存在に気づいてもらうことを優先したいお店に向いています。

ただし、明るく光る面が大きいほど、色づかいや書体の粗も同じだけ目立ちます。内照式を選ぶ場合は、消灯時の見た目ではなく、点灯した状態でどう見えるかを前提にデザインを組み立てておくと、仕上がりの印象が安定します。文字を太めにする、地色を絞るといった調整が効きます。

看板よりも先に「入り口の明るさ」を確かめる

看板が光っていても、入り口まわりが暗いままだと、今日は休みだろうか、少し入りにくいという迷いが生まれます。夜のお客様は、中の様子が見えないお店に対して想像以上に慎重です。足元、ドア、看板から入り口までの導線を、途切れない明るさでつなぐことを意識してください。

店内から漏れる光も立派な照明です。窓まわりの掲示物を減らして光を通す、入り口に近い席の照明を落としすぎない、といった調整だけでも、外から見たときの営業している感じは変わります。費用をかけずに試せるので、照明工事を検討する前に確かめておきたい部分です。

明るくすればよいわけではない

夜の照明は、強くするほど効果が上がるというものではありません。周囲が暗い住宅街で過剰に明るい看板を出すと、お店の雰囲気とちぐはぐになるうえ、近隣への光の漏れが苦情の原因になることもあります。また屋外広告物条例では、輝度や点滅、設置できる場所について自治体ごとの規定が設けられている場合があります。光る看板を計画するときは、設置予定地の規定を事前に確認しておくと安心です。

自店の夜の見え方を3地点で確かめる

特別な機材は必要ありません。暗くなった時間帯に、お客様が歩いてくる方向から、50メートルほど手前、20メートル手前、店の正面の3地点でスマートフォンの写真を撮ってみてください。その写真を見て、店名が読めるか、何のお店か分かるか、入り口の位置が判断できるかを確認します。読み取れない距離が長いほど、照明か看板のどちらかに改善の余地があります。

まとめ

夜の集客は、看板のデザインよりも照らし方で差がつきます。素材感を見せたいなら外照式、遠くからの発見を優先するなら内照式が基本の考え方です。看板単体で考えず、入り口までの明るさをひとつながりで設計してください。まずは暗くなった時間帯に、お客様の来る方向から自店を撮って現状を確かめるところから始めるのがおすすめです。

よくある質問

Q1. 外照式と内照式では、どちらが電気代を抑えられますか?

A. 光源の種類や点灯時間、看板の大きさで変わるため、一概にどちらが安いとは言えません。近年はどちらの方式もLED光源が中心になっており、以前の蛍光灯や水銀灯と比べると消費電力は抑えられる傾向にあります。既存の看板から切り替える場合は、現在の光源の種類と点灯時間を確認したうえで比較すると判断しやすくなります。

Q2. 今ある看板を、後から光らせることはできますか?

A. 外側から照らす外照式の照明を追加する形であれば、既存の看板を活かせる場合があります。ただし電源の位置、取り付け場所の強度、光を当てる角度が確保できるかによって可否が変わります。内側から光らせる内照式にする場合は、看板本体の作り替えが必要になることが一般的です。

Q3. 閉店後も看板の照明はつけたままにすべきですか?

A. 業態によって考え方が分かれます。深夜も人通りがある立地では、閉店後も点灯しておくことで翌日以降の認知につながることがあります。一方、住宅が近い立地では消灯が望ましい場合もあります。タイマーで時間帯を分けて運用する方法もあるので、周辺環境に合わせて決めてください。

Q4. 看板の照明が切れたまま放置すると、どうなりますか?

A. 文字の一部だけが暗くなった看板は、遠目には手入れが行き届いていないお店に見えてしまいます。夜間は特に印象への影響が大きく、看板があること自体がマイナスに働くこともあります。切れたことに気づいた段階で、点検と交換をご検討ください。

Q5. 屋外の照明を新しく付けるとき、届出は必要ですか?

A. 設置する場所や看板の大きさ、光り方によっては、屋外広告物条例の対象になることがあります。規定は自治体ごとに異なり、地域によって扱いが変わります。計画の段階で設置予定地の自治体に確認するか、看板業者に調べてもらうと確実です。

Q6. 自分の店にどちらの方式が合うのか判断できません。

A. 周辺の明るさ、お客様が近づいてくる方向、看板を設置できる高さや位置によって適した方式は変わります。当社では現地を確認したうえで、既存の設備を活かせる範囲と作り替えが必要な範囲を分けてご提案しています。足場を組みにくい高所についても、ロープアクセス工法で対応できる場合があります。

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【監修】株式会社ミライベクトル 取締役社長 大平典男(中小企業診断士/MBA)
看板・広告業に携わり20年。名古屋市守山区を拠点に、東海3県で看板の企画・デザイン・製作・施工を自社一貫で行っています。経営に関するご相談も承っております。(会社案内