看板設置前の動線リサーチ術|店舗周辺の人の流れを自分で調べる手順 名古屋で看板制作・施工ならミライベクトル

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看板設置前の動線リサーチ術|店舗周辺の人の流れを自分で調べる手順

2026.08.10

白い壁面看板に黒文字で店名を入れた中国料理店の外観
中国料理 秀様の白地に黒文字の店舗看板の施工事例です。

看板の設置場所は、現地に立たないと決められません

看板をどこに出すかを決めるとき、地図アプリや地域の人口データだけで判断すると、実際の人の流れとずれた場所に設置してしまうことがあります。結論から言えば、店舗の周辺を自分の足で歩き、どこをどれくらいの人が通っているかを確かめる作業が欠かせません。この記事では、その動線リサーチの進め方と、調べた内容を看板の計画にどう反映するかを順に整理します。

動線リサーチとは「人がどこから来て、どこへ向かうか」を見ること

動線リサーチというと難しく聞こえますが、やることは普段みなさんがどこをどう歩いているかを観察するだけです。まず、駅の改札、大型スーパー、オフィスビル、学校、病院など、人が集まって出発する場所を地図に書き出します。こうした施設は人の流れの起点になります。そこから自店に向かって、どのルートで人が動いているのかを実際にたどってみてください。

地図では通りそうな道でも、人が流れていないことがあります

駅から近くてまっすぐな道なら誰もが通るはずだと、地図の上では思えます。ところが実際に歩いてみると、交通量の多い幹線道路が横切っていたり、踏切や歩道橋があったりして、人の流れがそこで止まり、別の道へ逃げているケースは珍しくありません。横断歩道の位置、信号の待ち時間、歩道の幅といった細かい条件が、通行量を大きく左右します。

逆に、地図では目立たない細い路地なのに、地元の方の抜け道として使われていて人通りが多いこともあります。こうした差は、机の上の情報からは読み取れません。看板の効果は設置場所によって大きく変わりますので、通りそうだという思い込みではなく、実際にその場に立って確かめた結果をもとに判断してください。

時間帯によって、歩いている人も目的も入れ替わります

朝の通勤時間帯は駅に向かって急ぎ足で歩く人がほとんどで、看板をゆっくり見る余裕はありません。昼になると飲食店を探して周囲を見回しながら歩く人が増え、夕方は買い物帰りの方、夜は仕事帰りの会社員や学生が通ります。同じ道でも、時間帯ごとにどんな人がどんな気分で歩いているのかは入れ替わります。

自店の営業時間に前を通る人が主役ですので、その時間帯にいちばん多い層へ向けて看板の言葉を決めます。昼と夜で客層が変わる店舗であれば、掲示を差し替えられる形にしておく方法もあります。また、夜間の営業が中心であれば、暗くなってからの見え方や照明の有無まで含めて現地で確かめておきたいところです。

看板の視界をさえぎるものを先に洗い出す

現地を歩くと、看板の邪魔になるものにも気づけます。街路樹の枝葉、電柱、ガードレール、路上に停まった車、隣接する建物や他店の看板などです。時間をかけて製作した看板でも、これらに隠れてしまえば見てもらえません。街路樹は葉が茂る季節と落葉した季節で見え方が変わりますので、季節による差も想定して判断します。

自店でできる動線チェックの進め方

特別な道具は必要ありません。平日と休日それぞれ、朝・昼・夕方の3回ほど、店の前と設置を検討している場所に5分ずつ立ち、通行人と車の数を数えます。あわせて、歩いてくる方向、視線が向いている先、立ち止まっている場所を書き留めておきます。

同時に、お客様が来る方向から自店へ向かって歩きながら、スマートフォンで写真や短い動画を撮っておくと役立ちます。あとから見返すと、どの地点で自店が視界に入り、どこで街路樹や他店の看板に隠れてしまうのかを落ち着いて確認できます。歩いている最中は気づけないことも、画面越しに見ると分かるものです。

動線リサーチでやりがちな失敗

よくあるのは、一度きりの観察で決めてしまうことと、店主自身の目線だけで判断してしまうことです。店主は毎日同じ道を通るため、街の見え方に慣れてしまっています。初めて訪れる人の目線に近づけるには、その道に慣れていない家族やスタッフに一緒に歩いてもらい、どこで店に気づいたかを聞くのが確実です。

まとめ

動線リサーチは、地図の情報を現地で検証する作業です。人の流れの起点をたどり、流れが止まる地点を見つけ、時間帯ごとの通行者を確かめ、視界をさえぎるものを洗い出す。この4点を押さえるだけで、看板の設置場所と伝える内容の精度は大きく変わります。まずは店の前に5分間立つところから始めてみてください。判断に迷う場合は、現地を確認したうえでご提案しています。

よくある質問

Q1. 動線リサーチはどれくらいの日数をかければよいですか?

A. 平日と休日をそれぞれ1日ずつ、朝・昼・夕方の3つの時間帯で見ておくと、おおよその傾向がつかめます。季節や天候でも人の流れは変わりますので、可能であれば時期を変えてもう一度確認すると安心です。

Q2. 通行量がどれくらいあれば看板を出す価値がありますか?

A. 人数だけで判断することはできません。通行量が少なくても、自店が来てほしい客層が多く通っているなら効果は見込めます。数を数えるのと同時に、どんな人が通っているのかも記録してください。

Q3. 人通りが少ない立地では、看板を出しても意味がないですか?

A. そうとは限りません。人通りが少ない場所ほど、大通り沿いの案内看板や野立て看板で手前から誘導する設計が効いてきます。店前だけで完結させず、離れた地点から導く考え方に切り替えるとよいでしょう。

Q4. 車で通る人の動線も同じように調べられますか?

A. 調べられます。ただし歩行者と違って途中で止まれませんので、実際に車で走って確認します。どの地点から自店が見えるか、対向車線からはどう見えるかを、助手席の方に確認してもらうと分かりやすくなります。

Q5. 街路樹で看板が隠れてしまう場合はどうすればよいですか?

A. 街路樹は道路管理者が管理していることが多く、店舗側で勝手に剪定することはできません。看板の高さや向きを変える、壁面から突き出す形にするなど、見える位置へ寄せる設計で解決するのが現実的です。

Q6. 現地を一緒に見てもらうことはできますか?

A. はい。ミライベクトルでは名古屋市守山区を拠点に東海3県で対応しており、現地を確認したうえで設置位置と看板の種類をご提案しています。周辺の見え方をご一緒に歩いて確認することもできます。

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【監修】株式会社ミライベクトル 取締役社長 大平典男(中小企業診断士/MBA)
看板・広告業に携わり20年。名古屋市守山区を拠点に、東海3県で看板の企画・デザイン・製作・施工を自社一貫で行っています。経営に関するご相談も承っております。(会社案内